目で見たことはないけれど、私は心の存在を知っている。私の中に、たしかに感じている。私をいつも動かしている。でもどうしてか、私も誰も、私の心のすべては知らない。
小さな子どものころから、私たちはこの「心」の感覚を持っています。「感じる」ことは、私たちの人生における経験を作っています。
誰の心も目には見えないのに、互いの心が「ある」という前提を共有していて、そのうえでコミュニケーションをとっています。
目には見えないものによって成り立っている、この人生という経験の中で、私たちが目に見えない物事に惹かれるのはごく自然なことに思えます。
でも「見えない」ということは、限りなく大きな可能性を含んでいるので、こわいことでもあります。
スピリチュアルはそれを象徴するもののひとつで、見えないからこそ惹かれるけれど、見えないからどう扱えばよいかわからない。
誰の言っていることを信じたらいいのか、どこで学んだらいいのか、確かめるのが難しい。そう感じている人は少なくないはずです。
根源的で大いなる何かにつながる世界だからこそ、そこに飛び込む恐れも大きく感じられる。かといって浅瀬で遊び続けていても本当に魂が触れたがっている領域にはたどり着けないと、どこかで気づいている。
行きたい、でも、これ以上踏み込むのは怖い。
この講座は、そんな誰もが抱えるスピリチュアルのジレンマに向き合うことを通して生まれた講座です。
スピリチュアルとの出会いによってずっと無視してきた自らの感情に気付き、感性を磨くことでリーディング能力を開花させたカウンセラーが講師となり誰もが持っている「感じる」力にスイッチを入れて、目に見えない世界からのメッセージを受け取る方法をまとめました。